河栄守 Ha Yong Su（ハ・ヨンス）

小学生の頃音楽教師のリ・グァンナム先生に影響を受ける。
音楽に対する姿勢や心構えを教わる。
その頃チャンセナプと出会い崔再徳、金俊成氏に師事。
西東京(三多摩)第一初中級学校在学中に全国学生芸術祝典に民族器楽独奏部門で3年連続金賞受賞。
1984年、ピョンヤン音楽舞踊大学の通信教育第一期生として選ばれ4年間にわたって祖国の演奏家に師事。
1988年東京朝鮮中高級学校を卒業後、文芸同の研修生として祖国で6ヶ月間にわたって研鑽を積む。
その後、多くの演奏家達と交流を深めながら演奏活動を広げ1992年、金剛山歌劇団に入団。

チャンセナプをチュ･グニョン、キム･ミョンチョル氏に、セナプをチョ･グァンヒ、キム･ソクチュル氏に、コムンゴをキム･ヨンシル、パク･テソン,ユン･ハヨン氏に、民謡唱をキム･ジンミョン、チャン･ジェチョン、キム･グァンボ氏に、民族打楽をイ･グァンス、キム･ドクス、キム･ソクチュル、キム･ミョンデ氏に、チャンゴをチェ･ソッポン、ハン･チョル、ユン･ハヨン氏に、ピリをパク･トックン氏に師事。
古典から現代民族音楽に至る広い範囲で民族音楽研究を深めながら、チャンセナプ、ピリ、打楽器等あらゆる楽器をこなすオールラウンドプレーヤーとして若手民族音楽演奏家達の先鋒的役割を担っている。
何故表現するのか、自分はいったい何処へ行くのか、その答えを探している。
また、"響"の発案者であり、リーダーでもある。

1988NHK教育テレビに出演、東京交響楽団との共演。同年10月有志者と共に西東京農楽＜モントングリ＞を結成し同胞の集い、日本の祭りなど数多く出演し、「技術はないがユーモアがある」とみんなに愛される。
1988,89ロ・サンヒョンピアノリサイタルにてピアノとチャンセナプで共演。
1989，7,第13回世界青年祭典に在日朝鮮芸術団のソリストとして参加。89年から91年まで在日文化牌に交わり、指紋押捺、強制連行、従軍慰安婦問題の数々の集会やデモに加わり（セナプ、ケンガリ、チャンゴを打ち鳴らす）演奏する。
1990年3月福岡3,1文化祭に出演。6月さんやの労働者祭＜島の歌コンサート＞に出演。8月ウリ文化研究所主催＜ひびけひとつに！民衆の歌コンサート＞東京、名古屋、大阪に出演。
1991年6月六本木俳優座にてイム・ジンテク氏作＜5月の光州＞に楽士として参加。その他にワンコリアフェスティバル、カンサネのCDアルバムに参加。同年11月松代大本営慰霊祭＜地下洞に響くアリランクッ＞に参加。
1994年ピョンヤンで毎年開催される四月の春親善芸術祝典にて故金日成主席をお迎えして公演する。チャンダンノリ＜歓喜＞に出演。同年WOMAD'94YOKOHAMAレクチャー出演。東京ビビンバクラブFirstアルバム（テピョン、ピリ）に参加。
1995年Korea＜統一の舞＞に参加。
1996年6月初の民族器楽演奏会に出演。
10月Tohsi Tsuchitori & Spiral Armsin世田谷パブリックシアターに出演。
12月カン・ミョンヒプロデュ−ス＜朝鮮民族音楽の夕べ＞に参加。
また、大阪にてキム・チソクプロデュース演劇＜チャンチ＞に参加。
1997年８月pran Bにて＜響＞初の自主ライブを行う。同年10月ピョン・インジャ舞踊リサイタルに楽士として参加。12月東京FMホールにてハン・ジオンプロデュースによる＜響舞＞に出演。
1998年演劇＜チャンチ＞に参加。その他にToshi Tsuchitori & Spiral Arms DRUM SKYアルバム参加。7月秋田"ザ・キャットウォーク"にてKorean music & percussion ensemble Liveを上演。
1999年、都内5カ所で＜民族器楽演奏会＞を上演。同年3月ニューヨークのMannes音楽大学にて＜Korean Folk Musical Instuments Ensemble＞(ミナク)公演に参加。12月NYリンカーンセンターコンサートに出演。
2000年３月、＜響２＞Live上演。6月、六本木スイートベージルにて白井貴子Liveに参加。10月、カザルスホールにて二俣松四郎と宣子ジョイント公演に参加。12月初のソウル公演に参加。また、演劇＜キンパムチセウミョ＞に参加。
2001年＜響３＞Live(渋谷、松本、京都、大津、浦和、北九州、前橋、尾道)で上演。6月International Percussion Festival 2001 WORLD DRUMに参加。また、白井貴子CDアルバムにVis・Percussionで参加。
2002年12月釜山、全州公演参加。
2003年6月＜ユン・ドヒョンバンド＞と＜響＞ジョイントLive『オー！統一コリア』に出演。
2004年4月＜民族器楽演奏会＞に出演。